ユースアカデミーブログ

シンガポール遠征記⑨

12月1日(金) シンガポール遠征9日目

早いもので今年も12月になってしまいました。
シンガポールは毎日、朝から夜まで20度以上の気温が続いているので全く冬の気配を感じませんが、クリスマスの飾りつけは街中で施されています。

今日は午前中に先日のシンガポール観光の報告会を行いました。
選手たちは4人ずつの4グループに分かれ、それぞれプランを立てた上、各グループで観光をしました。
その観光の様子をグループ毎に報告してもらいました。

選手たちはガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、マーライオンパーク、シンガポール動物園など、各自でプランを立て楽しく観光出来たようです。
一人一人が必ずみんなの前で話す、撮った写真を使うということを事前に伝えておきましたが、予想以上に良い発表のチームがいくつもありました。
写真をただ表示するだけでなく繋げて映像を作ったチームや、全員でお揃いのシンガポールのTシャツを買ってきたチームなど、各チーム趣向を凝らしていました。

午後はシンガポールサッカー誕生の地と呼ばれる、ジャランベサール・スタジアムでセント・モニカズ・カレッジ(オーストラリア)との練習試合を行いました。
前半10分、相手ゴール正面で得たFKをMF若林が直接決め幸先良く先制します。
しかし、その後はなかなか攻撃の糸口がつかめません。
相手は前線からボールを取りに来ることが無かったのでハーフライン付近までは簡単に前に進めたのですが、試合全体を通じてそこから相手ゴール前に良い形でボールを運ぶことがあまり出来ませんでした。
結局そのまま1-0で試合は終了しました。

試合に勝てたことは良かったですが、体格の大きな相手に対してどういうプレーをすべきかなど、帰国後の彼らのサッカーに関して、最後に良い宿題を得ることが出来たのではないかと思います。

その後、同スタジアムで行われた大会の決勝戦、PVF(ヴェトナム)vs JDT(マレーシア)の試合を観戦しました。
前半にPVFが先制し、その後お互いにチャンスはあったものの得点は動かず、結局1-0で試合は終了。
PVFの優勝で大会は幕を閉じました。
PVFの選手のクオリティの高さが非常に印象的でした。

遠征を通じて、選手たちは親元を離れて海外での生活を経験し、サッカーでは様々な国のチームと対戦することができました。
こうした経験は彼らの今後に必ず活きてくると思います。
また、遠征期間中に大きく体調を崩したり、怪我をする選手がおらず本当に良かったと思います。
テスト期間中の選手も多い中、活動にご理解頂き遠征に送り出して頂いた保護者の皆様、シンガポールで我々をサポートして頂いた関係者の皆様、誠にありがとうございました。

明日の便のフライトで帰国となります。
今回のブログで遠征記は最終回とさせて頂きます。
ご拝読ありがとうございました。