JリーグU-17チャレンジカップ
シルバーウィーク、JリーグU-17チャレンジカップが大阪のJグリーン堺にて行われました。
松本山雅FC U-18(参加は高校2年生以下)は春に行われたU-16チャレンジリーグ御殿場ラウンドの成績により、参加させていただくことになりました。
参加チームは
鹿島アントラーズ
横浜F・マリノス
ジェフユナイテッド千葉
韓国ユース王者 蔚山現代
タイの強豪 チョンブリFC
元日本代表岡田監督が指揮を執っていた中国・杭州緑城
ベトナムのエリート育成機関 PVF
そうそうたるチームと共にこの素晴らしい大会に参加させていただきました。
予選ラウンドは3試合
鹿島アントラーズには敗戦を喫しましたが、チョンブリFC、杭州緑城に勝利することができ、2勝1敗 グループ2位で決勝ラウンドに進出しました。
そして、準決勝の相手はあの蔚山現代。
8月のKリーグチャンピオンシップにてダントツの強さで優勝し、我々も2度対戦し、2敗の韓国ユース年代の絶対王者
雪辱を果たすべく全力で向かっていきます。
試合は、前半に2点を先行します。
しかし、韓国王者
後半2点を追いつかれる試合展開になり、かなりの劣勢に立たされます。
しかし、残り時間が1分になったその時、
カウンターから培ってきた走力を活かし勝ち越し点を奪います。
直後に試合終了!
チームが一丸となり大きな壁を乗り越えました。
決勝の相手は横浜F・マリノス
準決勝で力を使い果たしたチームは決勝では、マリノスのテクニックに力負けでした。
試合後、閉会式が執り行われマリノスの優勝をたたえます。
閉会式が終了し、帰路に着こうとしたとき...
松本山雅と蔚山現代の選手たちがおもむろに集まりだしました。
なんと、両チーム選手が混ざりあって記念写真を撮っていたのです。
この2ヶ月で3度真剣勝負をした者たちに言葉は関係ありませんでした。
お互い正面からぶつかり合ったからこそ分かち合える。
素晴らしい瞬間でした。
また、期間中、Jリーグの方々の主催で全選手が集まってのBBQ大会も行われ、言葉を超えた交流が生まれていました。
中にはシャツを交換する選手も
スタッフも闘いを終えたら仲間です。
このような経験ができたのも寝る間を惜しんで運営してくださったJリーグ 強化・アカデミー部の皆様、遠く韓国から来てくれたKリーグのジョンさん、ショーンさん、宿となったドリームキャンプのみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました。
私たち松本山雅FC U-18は今回とてつもなく大きなものを手にすることができました。
それは、
このような大会で初めて決勝戦の舞台に立てたという自信
決勝で味わった力の差と悔しさ
そして、
国境を越えたかけがえのない仲間達...
これからアジアのフットボールを世界のトップにしていくのは彼らであり、我々の仕事です。
アジアの国々が手をとり、お互い切磋琢磨し、レベルアップをしていきたいと心から思った大会でした。
『フットボールは国境を越えられる』
そんな思いを胸にこれからさらなる努力をしていきたいと思います。