「Jリーグ版よのなか科」実施報告
こんにちは。
スクールコーチの加藤です。
7月末から9月初旬にかけて「Jリーグ版よのなか科」全5回を実施いたしました。「Jリーグ版よのなか科」はJリーグアカデミーで実施されるプログラムで、選手たちが「世界の舞台で活躍する選手になる」という思いを強くすることを第一の目標におき、その為に
①産業や文化としての広い意味でのサッカーと自身の関わりを理解すること
②思考力のトレーニングを行うことなどを目的に実施されています。
今年は松本山雅FC U-14の選手17名を対象に加藤がファシリテーター(進行役)として実施いたしました。
第1回 「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」
ゲストティーチャー 株式会社 松本山雅 代表取締役社長 神田文之
Jクラブの経営における収入と支出を考えるとともに、選手がクラブの社長になったつもりでクラブ経営について考えました。
その後ゲストティーチャーとして神田社長にお話を頂き、松本山雅FCのクラブ経営の現状について話していただきました。
第2回 「Jリーグが目指すものを考える」
Jリーグの理念である地域に根ざしたホームタウン制などについてグループ毎にディベートを行い、さまざまな立場で考え、理解を深めました。
第3回 「Jリーグをとりまく職業を考える」
サッカー産業をとりまく多くの「職業」について理解を深め、選手たちが多くの人たちに支えられていることについて考えてもらいました。
第4回 「職業と「意志」「役割」「能力」の関係を考える」
ゲストティーチャー
小坂克博 様 (松本観光コンベンション協会)
山﨑武 (松本山雅FCアカデミーダイレクター)
レフェリーなどサッカーに関わる職業の「意志」「役割」「能力」について考えました。
ゲストティーチャーに登場してもらい実際に行っている業務についてお話しして頂き、理解を深めました。
第5回 「自分のキャリアイメージプランを考える」
ゲストティーチャー 鐡戸裕史(松本山雅FCアンバサダー)
第5回では「意志」「役割」「能力」の視点から、選手の5年後のキャリアイメージを作成してもらい、それを全体で共有しました。
トップチームの反町監督・飯田選手・田中選手からプロを目指す選手達へビデオメッセージをもらいました。
ゲストの鐡戸アンバサダーからは直接お話を頂き、プロを目指す競技者としてのプランを明確化しました。
「Jリーグ版よのなか科」では参加選手が受け身で知識を獲得するのではなく、発表やディベートなどを通じて主体的に考えを深めていくことが重視されています。
プログラムを通じて、17名の選手たちのサッカーを取り巻く環境の理解が深まるとともに、考えるスピードや発表する力が高まったのではないかと思います。
また、プロを目指す競技者としての考え方や人間力を高めることに繋がり、今後1人でも多くの選手に松本山雅FCのトップチームに昇格してもらえたらと思います。
参加して頂いた選手の皆さん、保護者の皆様、ゲストティーチャー、その他の関係者の皆様、ありがとうございました。