ユースアカデミーブログ

3年生を送る会

みなさん、こんにちは。U-18の臼井です。

先日のJユースカップではたくさんの応援ありがとうございました。
思うような結果は残せませんでしたが、アルウィンでの試合は約800人近くの方に応援いただき、本当に大きな力をいただきました。
ユース年代の試合でこれだけの観客が入る試合はなかなか無いそうで、あらためて松本山雅サポーターの一体感を感じることができました。

この場を借りて感謝申し上げます。1年間本当にたくさんの応援ありがとうございました。

今回のJユースカップの結果を受けて3年生は引退となります。

11月2日には「3年生を送る会」を開催しました。
当日の会は号泣の嵐でしたが、最後はトイボックスの方にご配慮いただき、聖地アルウィンで記念写真を撮らせていただきました。

子どもたちの一番のサポーターである保護者のみなさん、今日ばかりは自分が選手になったかのように、試合前のスターティングイレブンと同じかっこうで撮りたいという希望です(笑)
ただ残念ながら12人です...

ご存知の方も多いかと思いますが、3年前までのU-18は「普及のユース」でした。
公式戦は人数が足りず、合同チームで出場するようなチームだったのです。
もちろんその当時の選手たちも一生懸命サッカーをしていました。

それが、クラブのJ2参入を期に「強化のユースへ」という流れになります。
その意味で現3年生は本当に0からのスタートでした。

雨の日も雪の日も、週2回の早朝練習も常に自転車で会場まで駆けつけ、必死にトレーニングを行い、また自転車で1時間以上かけて帰る。
岸野監督他スタッフの厳しい要求にも耐え、3年間必死にサッカーと向き合いました。
そのひたむきな姿こそ今の「U-18の山雅スタイル」を作り上げたのです。
そしてその魂は後輩たちがしっかり受け取っています。

試合に出られない3年生ももちろんいました。
しかし、ベンチ外の3年生の裏方仕事は目を見張るものがありました。
悔しかったことでしょう。
でもそれを押し殺し、チームのために用具を運んだり、水を汲んだり、後輩の服をたたんだり...
これほどチームのために自分を押し殺し働ける選手はなかなかいないと思います。

チームは彼らが支えていました。

3年生のみなさん本当にお疲れ様。
大学に行って4年間もう一度プロになるために精進する者、トレーナーを目指し勉強に励む者、サッカーとは全く違う道に進む者...これからそれぞれが別々の道に進みます。
しかし、松本山雅で培った「謙虚さ」「素直さ」「誠実さ」「努力する大切さ」「継続する勇気」を忘れずに生きていってください。
そして、またいつの日か松本山雅に戻ってきてください。
みなさんは卒団しても一生僕らの教え子であり「山雅ファミリー」の一員です。