ユースアカデミーブログ

シンガポール遠征記⑥

11月28日(火) 遠征6日目

今日は予選リーグ最終の3試合目、JDT U15(マレーシア)との試合でした。
JDTはマレーシアのプロクラブの下部組織で、日本代表が岡野選手の決勝点でフランスワールドカップ出場を決めた地、ジョホールバルを拠点にしているチームです。
昨年のシンガポール国際大会では準優勝を収め、現在スペインのバレンシアCFからコーチを招聘し強化を図っているとのことです。

18:30キックオフで試合はスタート。
試合開始直後から雨がちらつき始め、半袖では少し肌寒い陽気のなか試合が進みます。
試合は序盤からJDTペースで進みます。
両サイドが大きく広がり、ボールをワイドに展開しながら攻撃を仕掛け、立ち上がりから何度も山雅のゴール前へ迫りますが、GKを中心になんとか耐えます。
しかし、前半20分頃、山雅から見て左サイドでボールを持った相手SHが中にカットインし、そのままゴール正面まで入られてシュート。
これが決まり先制を許します。
更に前半30分頃、同じく左サイドから相手SHがカットインしてシュート。
これが山雅DFに当たりながらゴールに入り0-2とされ前半を折り返します。

後半に入り、10分過ぎ、山雅陣内中央でボールを失い、3失点目。
その後も山雅はなかなか攻撃の糸口がつかめない状況でしたが、後半35分頃、相手ペナルティエリア横でFKを得ます。
ゴール前にグラウンダーのボールを送り、FWの小湊がしっかりと合わせ1点を返します。
しかし、その直後のプレーで相手に崩されて1-4となります。
諦めずに山雅の選手たちは前線からプレスをかけ、後半40分頃、奪ったボールから再びFW小湊が抜け出し、ゴール右隅に叩き込みます。
2-4としますが、ここで試合終了となりました。

相手のフィジカルを含めかなり厳しい試合でしたが、選手達は最後まで諦めずに良く戦ってくれたと思います。
試合後、他チームの指導者も小さい選手たちが恐れずに良く戦ったと褒めていました。
また、試合後に涙を流す選手がいるなど、真剣に戦い自分自身と向き合っているのだなと感じました。

試合時間が遅かったこともあり、夕食は試合後にみんなで弁当を食べました。
選手たちも外国の環境に慣れてきたのか、少しずつ他チームの選手達などとコミュニケーションをとるようになってきました。

明日はレストデイ。
グループ毎に分かれての観光です。

To be continued…