ユースアカデミーブログ

GKクリニック

こんにちは!
アカデミーGKコーチの川原です。
天気の良い昼の間は、まだ少し暖かな日差しを感じられるのですが、朝晩の冷え込みには、本格的な松本の冬の到来を感じるようになってきました。11月30日の19時、この日もかなり寒い夜になりましたが、そのような気候にも関わらず、中信地域だけでなく、北信、東信、南信の地域からも元気な小学3年生から6年生までのGK達が松本のかりがねサッカー場に来てくれました。

今回はスペシャルゲストとして、トップチームから本間GKコーチもお手伝いに来てくださいました。

このようにTOPチームのコーチや選手達がクリニック等に来てくれることは、子供達にとっては本当に有り難いことだと思いますし、Jクラブならではの特権だと思います。実は、普段のかりがねサッカー場で行っているユースやJr.ユースの練習にも本間GKコーチだけでなく、TOPのスタッフ達が練習を見に来てくださり、選手に直接アドバイスをくれる光景があります。これは、私の在籍していたドイツのブンデスリーガのアカデミーでも良く見ることができた光景です。TOPとアカデミーの選手が同じ環境で練習を行えることというのは、クラブやその街にとって、とてつもなく大きなメリットだと思います。

普段、村山選手が受けているシュートを止めたり、

TOPチームを見ているGKコーチから直接アドバイスがもらえたり、

まだ小さな選手達には、とても大きな経験になったと思います。

もちろん、本間GKコーチだけでなく、小坂アカデミーGKコーチ、もちろん私も本気で指導させていただきました。

しっかりと戦術、技術練習をした後は、練習で学んだポイントを出せるかどうかの、勝ち負けをはっきりさせるゲームを行います。

絶対に勝てるように、気合を入れて円陣を組みます。

どのゲームも本当に白熱した闘いになりましたし、勝負どころの場面でGKのスーパーセーブが飛び出したり、チームのために身体を張る素晴らしいプレーも随所に見ることができました。

最後は本間GKコーチへの質問タイムで締めくくりました。

その中で、ある選手が「Jリーグのゴールキーパーはどのような練習をしているのですか?」という質問をしてくれました。
その際の本間GKコーチの答えは「今日やったような基礎練習を大切に行っているよ」ということでした。
これは本当のことで松本山雅のTOPチームのGK達も、基礎練習をとても大切に行っています。これは世界中どこのGKにも共通していることで、バイエルンミュンヘンのマヌエル・ノイアーでさえ、練習後に居残りでキャッチングの練習を行っていることもあります。素晴らしいGKになるには近道はなく、基本技術をいつまでも大切にして、その上に多くのものを積み上げていくことが重要になるのです。

最後になりましたが、今回もたくさんのご応募ありがとうございました。また、人数の関係上、抽選をして残念ながら落選してしまった皆さん申し訳ありませんでした。
今月も行う予定ですので、ご応募お待ちしております。